Tigers

98年タイガース戦跡



第93戦(8月13日)あ〜七転八倒9連敗

 13日・ナゴヤD
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪 神
中 日
【勝】サムソン 【敗】中込
【本】立浪6号(ソロ=中込)、ゴメス18号(ソロ=中込)

吉田監督  重い足取りでバスに向かう福本打撃コーチは、苦笑いを浮かべていた。「ノーヒットノーランやられるかと思ったよ…」。悔しさより、半分ホッの呆れ顔。6回1死、山田の投手強襲内野安打が出るまで完全試合。弱虎に追い打ちをかける“恥の上塗り”こそ免れたが、来日初先発、サムソンの前に殴られ放題の完敗だった。

 試合は初回で終わっていた。坪井、風岡、今岡が3者連続三振。すべて140キロ台のボール球を振らされ、貧打線はもて遊ばれた。逆にその裏、先発中込が先頭立浪、ゴメスに一発を浴びては、もうひるみっ放しだ。左のサムソンに対し桧山、ハンセンに代えて平塚、塩谷を起用し、ズラリ8人の右打者を並べたが効果なし。サムソン降板後も救援陣の前に反撃力なく、2試合連続完封負けで0行進は25イニングを数えた。

 ついに3カード連続の3タテを食らい、ロード開幕9連敗。そして吉田監督自身にとっても、77年の第1時政権以来、ワーストタイの9連敗となった。「この試合に限っては、サムソンに手が出なかった。3連敗、3連敗、3連敗とこの屈辱は、申し訳ないとしかいいようがないですわ」。吉田監督も八方ふさがり。視線はウツロだ。

 ロード出発前、三好球団社長からは「ロード18試合で5割」のノルマが課された。だがこの折り返しの9敗目で、残り9試合の全勝しか、ノルマは達成出来なくなった。「強く挑戦の意識を持って戦いたい。仕事ですし、選手も一生懸命頑張ってるんですよ」。突き突けられた現実に、吉田監督も言葉を探すのに必死だった。

<写真=出口の見えないトンネルが延々と続く阪神、負けてロッカーに寂しく引き揚げる吉田監督>

(33勝60敗)


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