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今年は2割8、9分 将来的に3番/一枝修平氏は見た 大物らしさが感じられるスイングだった。どしっとしているし、これだけ注目を浴びても周りの雰囲気に全然飲まれていない。とにかくスイングが完成しているのがいい。ルーキーでありながら、欠点が見つからない選手なんて、そんなにはいない。 たとえて言うなら巨人の高橋由伸。違うのは骨格と内野、外野のポジションが違う程度。何よりテイクバックの後ろが小さく、前が大きいシャープなスイングがいい。振った時に「ブーン」じゃなく「シュッ」「シュッ」と聞こえるのがその証拠。スイング自体は軽いのに、バットスピードも十分にある。無駄のない、すごく綺麗なフォームだ。 左打者でもあるし、浜風が吹く甲子園でガンガンホームラン打ってくれなんて望むのは酷だ。でも糸を引くような鋭い打球で、外野の間を抜く長打は期待できる。打率も1年目で2割8、9分は行くんじゃないかな。慣れて2年目以降になったら、バットマンレースにも入って行くでしょう。将来的には阪神の3番も打てる素材と見る。 今課題があるとすれば、プロの投手への「慣れ」だけだ。スピード、変化球、配球…。由伸も1年目のキャンプ、オープン戦は、まったくわからないようだった。それでもシーズンに入ったら、自分のバッティングをしてたからね。ただ、由伸は外野だから打撃に専念できるのに対し、鳥谷はショートという難しいポジション。守備にも対応する必要があるから、タフさが要求されるよ。 (日刊スポーツ評論家) [2004/01/13 紙面から]
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