

阪神は“メジャー級”/シリーズかわら版

虎番・実藤 ついに博多に着いたばーい。
鷹番・浜崎 だからって急に博多弁になることはなかろ。しかし、テンションが高かねえ。まさか、中洲のネオンば、楽しみにしとるんじゃなかろね。
実藤 ち、違うわ。やはり決戦の地に乗り込むと、グッと気合も高まる。気持ちは選手と同じやで。
浜崎 怪しかねえ。チームは新幹線で来たとでしょ。混乱はなかったと?
実藤 実にスムーズやった。球団がちゃんと対策を講じてたからね。到着した博多駅では、ちゃんと秘密のルートも用意しとった。
浜崎 何ね? それは。
実藤 ファンが殺到して混乱する最悪の事態を想定して、球団が事前に駅側と協議。一般の乗客を下ろしてから、チームは下車。通常は業務用の出入り口を使ってバスに乗り込んだ。リーグ優勝を決める前の新大阪駅と同じ手段で、大きなトラブルはなかった。
浜崎 というか、そげんする必要があったと? 福岡の人は、みんなダイエーを心から応援しとるよ。阪神の選手に群がるような人はおらんやろ。
実藤 おったで。1人の男性が伊良部にサインをもらおうと突進して鉄道警察に取り押さえられた。
浜崎 ウググ、それはごく少数やろ。
実藤 それにな。このルートは昨年、日米野球で来日したメジャーの選手が使っただけやって。つまり阪神はメジャー級なんや。
浜崎 何をわけの分からんことを。まあ、いよいよ始まりますけん。決着はグラウンドでつくたい。
実藤 その前に中洲で…
浜崎 やっぱり浮ついとるやかね。

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