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攻めながら守っている/一枝修平Vトーク ―1点差まで迫ったものの、最後は2死満塁で頼みの金本が凡退。阪神、足踏みです。 一枝修平(日刊スポーツ評論家) 金本が足の故障をして本来の打撃ができなくなってから、打線の爆発力がガタンと落ちた。幕切れは象徴的やったね。中日は9回に大塚を投入するパターン。0―1なら何とかなるのでは、と見ていたが、8回に福留の本塁打で失った2点目がやはり致命傷になった。 ―それにしても優勝目前で金縛りにあったようなゲームをしますね。 一枝 敵と戦わずに、マジックと試合してるみたいやな。世の中の全ての阪神ファンが心の底から楽しんでいるのに、肝心のチームは丁寧に、大事に、と苦しんでいる。全敗しても優勝できる状況やないか。苦しむ必要などどこにもない。7回の攻撃に、そんな今のタイガースの姿が端的に表れていた。1点リードされていて1死一塁。1番の沖原にバントをさせた。走者が藤本だから盗塁もあれば、エンドランもできる。しかし堅くバント…。攻めながら守っているよな。もっともっと大胆に、楽しんで試合をしてほしい。 ―4三振のアリアスを筆頭にボールによく手が出ます。 一枝 アリアスはストライクを見送って、ボールは振っていた。他の打者も打てる球をファウルするから、結局ボール球を振らされる。歯車が全体的に狂っている。 ―こんな経験、役に立ちますかね。 一枝 連覇のためには、な。来年、最後まで競り合う展開になったとしたら、今の苦しさや経験はきっと役に立つ、とは思うけど…。ただ、今は最高に楽しく、嬉しい時期なんやから、ハツラツと行こうぜ。(聞き手=井関真解説委員)
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