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安藤ピンチ、右ヒジに張り ルーキー安藤の開幕1軍に“黄色信号”が灯った。この日、予定していたフリー打撃の打撃投手をキャンセル。右ひじのハリが原因だった。「ちょっと張ってます。痛みはないんですが…」と暗い表情。ブルペンには入り、31球を投げ込んだが、球に力はなかった。
思わぬ誤算だ。通常、打撃投手は葛西投手コーチが希望者を募る。第3クール中に安藤は「次のクールには行けそうです」と感触の良さを伝え、この15日に決定した。しかし右ひじにハリを覚え、12日から3日間、ノースロー調整。ギリギリまで様子を見たが、14日前夜に登板回避を決めた。佐藤投手コーチは「実戦形式? ちょっとまだ無理だね。俺だって、早く全力投球が見たいよ。急がせる気はないけど」と苦笑い。紅白戦やオープン戦など今後の予定はすべて白紙になった。 プロの調整に戸惑いはあった。2月1日のキャンプイン。安藤はいきなりブルペンで全力投球する先輩投手陣に驚いた。社会人時代には考えられない光景。乗せられるように、同日ブルペンで立ち投げしたが、その翌朝には「(ブルペン入りを)断ることはできないのかな?」ともらしていた。結局、言い出せぬまま、2日連続でブルペン入り。また両足の裏モモに肉離れの経験を持つため、走りこみでも人一倍気を使っている。即戦力右腕は“ガラス”のモロさを露呈した。 開幕1軍−ローテ−新人王。新人年に描いた青写真はその第1段階で正念場を迎えた。「今後? その日の状態を見ないと分からない」。安藤は先の見えない不安と戦っている。 <写真=安藤はブルペンで30球投げ込んだ後、浅井(右)と話込む=安芸市営球場> 遅れ気味の調整が気がかり<中西清起の目> 安藤のこの時期にきてのスロー調整にはやはり不安を抱く。キャンプ中盤を過ぎた今クールでは、普通100球から150球ぐらいの球数を投げて肩を作っていくもの。それが、この日は30球のピッチングで終了。前クールも軽めの投球で切り上げていた。右ひじに張りがあるということだが本来なら打撃投手、シート打撃などをへて、紅白戦に登板しながら仕上げていくもの。このままでは見通しが立たない。遅れ気味の調整は今後、気がかりだ。 (日刊スポーツ評論家)
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