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虎ファン3000人!仙さん似合うぞタテジマ

 熱い星野フィーバーが幕を開けた。阪神の春季キャンプが1日、高知・安芸市営球場でスタート。星野仙一監督(55)は、球場到着後すぐにジャンパーを脱いで背番号「77」のタテジマ姿を初お披露目し、3000人ファンを沸かせた。メーン球場、ブルペンと精力的に動き、活気に満ちたキャンプ初日を演出。星野監督も選手のハツラツとした動きに目を細め「満足とは言わないが、それに近いね」と笑顔の闘将に終始した。

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 阪神を救う男は、春のような暖かい陽射しに祝福されて登場した。虎ファンが待ち焦がれたタテジマ姿を出し惜しみなどしない。午前9時50分、球場に到着した星野監督は、待ち構えるカメラに「ええ男に撮ってくれよ」とほほえみ、ナインが作る円陣に歩を進める。黒いブルゾンを脱ぐと3000人ファンから、そして選手からも歓声が沸いた。星野監督らしい「速攻勝負」でフィーバーの幕は開いた。

 「あこがれのタテジマ? そんな気持ちはないな。どこのユニホームでも戦闘服だと思ってるから。まだ鏡も見てない。見たって直るもんじゃないんだから」と苦笑した。だが、この日が待ち遠しかったのは、監督自身かもしれない。この日朝、7時前にはホテルのロビーに下りていた。200人の大報道陣を引き連れ同50分からの体操に、阪神の歴代監督では初めて参加した。高ぶる気持ちを行動で示した。

 第2クールまでは、見守る姿勢を打ち出した。だが初日から「明るく厳しく、厳しく明るくいかないと」という星野イズムは全体に浸透していた。円陣に加わっての第1声。「ドラゴンズは、いやタイガースだったな」で爆笑を誘い、つかみはOKだ。「あれで緊張もほぐれただろ」。続けて選手会長の桧山に「うちのキャッチフレーズは何だ。どういう意味だ」とぶつけ、ナインのハートを引き寄せた。練習中、グラウンド内で声が絶えない。星野魔術に乗せられ、活気に満ちた空気が生まれた。

 星野監督もメーン球場、ブルペンと精力的に動き回った。選手に直接は声をかけず、じっと見守っているだけでも存在感は十分。「投手陣も本格的に投げてたね。力入れすぎちゃいかんと、途中で出てきましたがね」と気遣ったほど。阪神が生まれ変わる予感は、球場全体に漂っていた。

 野村前監督の1年目、99年のキャンプ初日の観衆は1000人だった。その3倍増の注目度は、期待の大きさに比例する。「いい天気だな。昨年も一昨年も雨だったからな。天候、気象も絶対条件。いい初日だった」。絶好の風を受け、星野阪神が船出した。

<写真=安芸キャンプ初日、阪神タイガースのユニホームを初披露した星野監督はナインにあいさつ>

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