星野ネバサレ野球2年目の結実へ


いまだ決め手に欠ける遊撃選び

5人から抜け出したい藤本

今年は優勝や

 時間の経過が実に早く感じる。沖縄宜野座キャンプがスタートしたと思ったら、アッという間に安芸へ。そしたらいよいよオープン戦。年取ると時間が早い、というが、これを実感する日々だ。

 雨に泣いたこの日。ニッカントラ番軍団はオープン戦用の取材に駈けずり回った。沖縄の日差しで真っ黒だったキャップ高原、やっと日焼けも取れ、今度は安芸に馴染んでいる。「西武戦のスターティングメンバーのコメントを集めろ」と指示したが、ふと「ショートは誰が守るきに」と高知弁でポツリ。

 キャップの疑問はファンすべての知りたいところだと思う。まだ今季、遊撃手の軸が決定していないのは現実。安芸の第1クールで2、3人が振るいにかけられると思っていたら、それが延び、紅白戦が終わっても決め兼ねている。そしてとうとうオープン戦に突入。結局はこれから先の結果次第で軸を決めることになった。

 個人的な評価だが、総合力で藤本がリードし、秀太はなんでもこなせるスーパーサブ、そしてキャリアの久慈とランク付けをしているが、首脳陣の考えではまだまだ競り合わすようで、この日も投内連携では5人がショートに入り、さらにドーム練習場でも岡田コーチが徹底的に指導していた。

 このままなら、昨年までと同様に、日替わりショートになる。これはいただけない。85年の優勝時、平田の存在が大きかったように、1ポジションに1人、軸になりうるプレーヤーが必要。それを決められないところに、首脳陣の悩みがある。

 守りだけを重視するなら○○、バッティングも考えれば△△とコーチにもそれぞれ考えはある。その候補がこの時期でまだ5人もいるのだから、まさしく決め手がない。

 23日の西武戦の先発は結局、藤本に決まった。藤本は左投手に弱いというレッテルを貼られている。「紅白でも結果が出ていなかったが、とにかく明日(23日)は結果を出したい。もちろん自分が頭ひとつでも抜け出したいと思っています」と言った。ショートの軸選び。ここからが本番である。

【内匠宏幸 編集委員】


2003年2月23日付紙面掲載 


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