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星野ネバサレ野球2年目の結実へ | ||||
ミス撲滅へ…岡田コーチが激怒紅白戦後に30分反復練習
岡田が怒った。一軍コーチになって、多分初めての怒りであり、目を吊り上げて吠えまくった。 「基本や。その基本がだれもわかっとらんのや。去年はどうだったか? そんなん、オレは知らん。そやけどファームの方が、うまくやりよるわ」。そこまで言うか、というくらい、過激な言葉が飛び出した。 原因。それは実戦の中で起きたミスだった。安芸に来て2度目の紅白戦。その最終回の守備で起きた。1点差での無死一、三塁。ここで桧山が二塁ゴロを放った。上坂が捕球し、三塁走者沖原がホームに突っ込むのを確認してホームに投げた。ここからだ。ラン・ダウン・プレーに入る。捕手浅井が沖原を三塁に追い戻しながら、三塁の秀太に送球する。受けた秀太が、また逆回転した沖原を追い、タッチする間に、残った走者と桧山が走り二、三塁。今度は1打サヨナラと、傷口を広げてしまったのである。 その瞬間、岡田コーチの口元は歪み、達川コーチの腰は浮いた。島野ヘッドは厳しい視線を送り、そして星野監督は、すぐに動いた。 試合終了後、即座にマウンド付近に野手陣が集められた。その中で岡田コーチがミスの原因を追及。予定外のラン・ダウン・プレーのやり直し練習が、ファンの見守る中、30分以上続いた。 理想。それは三塁走者をアウトにし、残った状況を1死一、二塁に作ることだ。それができなかった。「ラン・ダウン・プレーやで。ラン・ダウン・スロー(投げる)・プレーと違うんや。キャッチャーがボールを持って三塁へもっと追い込めばええ。投げんでも、追い込んでタッチや。汚いプレーでもええんやから」。番記者に説明を求められている時も、岡田コーチは「基本」という言葉を8回も使った。 「岡田の怒る気持ちもわかる。あそこなんだよな、タイガースは」。星野監督は年間、度々起こることのないプレーに、あえてこだわった岡田コーチの事がうれしかったに違いない。「あのミスも、他のチームならミーティングで言うくらい。すぐに反復練習を、それも予定外に30分。このチームはスゴい」とある球界関係者は舌を巻いた。 ミス撲滅。阪神に潜んでいたアバウトな部分は着実に消えていっている。 【内匠宏幸 編集委員】
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2003年2月18日付紙面掲載
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