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星野ネバサレ野球2年目の結実へ | ||||
巨人と“比較できる”チームに一枝さん“期待”の激辛評論
安芸市営球場から、チーム宿舎(プレス関係の仕事場もある)まで、通常は車で10〜15分で着く。だが、この日は1万5000人の虎ファンが紅白戦を観戦したため大渋滞。それではと、タクシーの運転手さんが機転を利かせ、山道に入った。農道はジェットコースターのようだった。「あれ、この道なくなっちゅう」。地元の人さえ迷う道を通って、ようやく到着。車酔いでフラフラになっているところへ登場したのが、日刊スポーツ評論家の一枝修平氏。聞けば、氏は自家用車で裏道を来たという。 「迷いませんでした?」 「あほかいな。あの裏道は覚えとかなあかん。阪神担当の常識やで」。知性派の元阪神ヘッドコーチはさすがに鋭い。 この日は、今キャンプ初の紅白戦が行われた。もちろん、一枝氏もじっと「阪神対阪神」の戦いを見つめていた。その表情が曇ったのは6回表。先頭打者の代打カツノリが左前打し、関本の中前打で無死一、二塁。バントが予想される場面で、二塁ランナーのカツノリが、捕手からの送球でけん制死してしまった。 「(ピッチャーの投球は)ボールやったやろ。あれで、このイニングが終わってしまった。それだけはやめてくれ、というプレーや」。あえて、この時期のミスにこだわるのは、巨人との比較論で阪神の現状を分析しているから。 同じような失敗が巨人であった場合を想定する。巨人の場合はミスがあっても、ホームランバッターが続き、簡単にだれかが挽回する。氏の表現では「大人のチーム」。対して、阪神は、1人のミスが致命傷となる。金本が入って打線は強化されたが、巨人とパワーで対抗できるまでにはなっていない。基本は、こつこつとつないでいく打線なのだ。 「ミスで負けるくらいなら、ノーヒットノーランで負ける方がまだまし。そういう意識を持ってプレーしないと優勝争いとか言ってられない」 辛口だ。では、なぜ厳しいのか? 大戦力の巨人と比べるからだ。なぜ、巨人と比べるのか? 結論は、阪神が巨人と何とか比較できるチームになったということ。激辛評論は、その裏返しなのだ。 【運動部次長・榎並義朗】
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2003年2月16日付紙面掲載
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