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星野ネバサレ野球2年目の結実へ | ||||
達川コーチ断言「今年の矢野は最高!」外様意識消えチームけん引
宜野座のメーン球場の右翼後方に鳥かごと呼ばれるバッティング練習場がある。2台のマシンが設置してあり、ここで選手は打ち込む。あまり目立たず、ギャラリーも少ないので、ここが番記者の取材の絶好のゾーンになっている。練習の合間、短い時間だが、本音に迫れるスペースでニッカン軍団もここを重点的に攻めている。 たまたまこの日は捕手組4人が打ち込み、監視役にタッちゃんこと達川コーチが目を光らせた。そこでの会話。「ねえ、タクミさん、矢野をどう思う。ワシは今年最高のシーズンを送ると見とるんよ。ここを乗り切るとアイツは最低38歳まではバリバリのキャッチャーでおれるよ」。 達川コーチの「捕手長生きの法則」。根拠はこうだ。まず矢野の肉体的な問題。レギュラーになってそれほど期間は長くなく、勤続疲労は起こしていない。2点目は取り巻く環境。阪神にきて6年目、年齢は34歳になった。投手陣を見渡せば同年齢か、下ばかり。自分の思うように投げさせる事ができるようになった。これが楽しい。捕手の楽しみはこれだ、と達川コーチは力説する。 横で打ち終えた矢野がニヤニヤしながら聞いている。その顔は「その通り」と書いていた。「自分では意識してないけど、なんかこう、テンションが自然に上がってくるんですよ。声も勝手に出るし」。そういえばシートノックやケースバッティングの時も一番声を出し、全体を引っ張るのが矢野で、ブルペンでも伊良部や下柳と絶えず会話を交わしている。 その姿を見た時、ふと真弓(現近鉄コーチ)を思い出した。阪神に移籍し、いつも控えめで遠慮しながら、気がつけば優勝に貢献。チームの精神的な支柱になっていた経緯。「もう外様とかの意識はないです。今のチームは半分くらいはよそから来たメンバーだし、それを引っ張っていく気持ちですよ。今年は大チャンス。中日でも阪神でも優勝の経験がないだけに、今年は行きますよ」と、いつものようにさわやかに語る。 昨年2度、骨折し、そのアナがVへの障害になった。140試合を乗り切るため、矢野は毎日、ウエートトレーニングを欠かさない。「140試合出る。大丈夫です」。8日、沖縄最後の休日もトレーニングルームに矢野はこもる。 【内匠宏幸 編集委員】
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2003年2月8日付紙面掲載
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