|
| ||||
|---|---|---|---|---|
|
星野ネバサレ野球2年目の結実へ | ||||
「揉みの達人」も感嘆 伊良部の腹名トレーナー復活、33年目の杉田さん
「揉みの達人」の復活だ。70年にタイガースに入団し、トレーナーとして33年目、杉田トレーナーがこのキャンプから一軍に上がった。昨年まで二軍を担当していたが、同期の上田管理部長から「ここらで阪神に恩返ししょうや」の誘いに思い腰を上げた。 その風貌通り、とにかく豪快な名物トレーナーで、トラ番との付き合いも深い。若い記者はほとんどが取材の中で世話になっている。その昔、あの江夏豊さんと妙に気が合って、合宿所では同じ部屋でずっと暮らした。トレーナーとしての腕を江夏さんも信頼していた。「そやな、何100人という選手の体を揉んできたが、やっぱり最高の筋肉は江夏やろな。粘着質の筋肉で弾力もあったな」。第1クール最終日、サブグラウンドの木陰で、束の間、思い出話に花が咲いた。 あの頃、若かった杉田トレーナーも56歳。いまも仕事は変わらない。宜野座にきてから、仕事が終わるのは午後10時を回る。そんなトレーナーから「伊良部の秘密」を聞き出した。 依然としてベールに包まれたままの伊良部だが、見た目、気になるのは100キロを越えているであろう、その体だ。故障の心配が常につきまとう。杉田トレーナーもその点が気になり、本人に声を掛けた。「足はどうや。張っているやろ。遠慮なくマッサージに来いよ」と伝えると、伊良部はこう返事した。「足はパンパンに張ってるけど、このままもっと張らしていきますよ。ピークを越えないとダメですから」。 「今の若い選手は少し張りがあると、すぐに揉んでくれと来るけど、アイツ(伊良部)は違う。自分の体のことを、よく考えてるわ」と杉田トレーナーは感心した。さらに驚いたのが伊良部の腹。ぜい肉がついていると思って、ユニホームの上から触ってみると「ブヨブヨではなく、カチカチなんよ。そこも江夏に似てたな」と、心配する故障の可能性を現時点で否定した。 先発として頭数に入っている伊良部はブルペンで独自の調整法を続けている。威圧感と神秘的な面を漂わせ、今キャンプで異彩を放つ伊良部が、夜、杉田トレーナーの部屋を訪ねる時は、調整第2段階に入ったことを示す。そこからが「揉みの達人」の腕の見せ所である。 【内匠宏幸 編集委員】
|
||||
|
2003年2月4日付紙面掲載
| ||||
|
| ||||
|
[今年は優勝や 目次] 阪神 | 中日 | カープ | 関西情報 | レジャー特集 | ライブラリーINDEX 野球 | MLB | サッカー | スポーツ | バトル | 芸能 | 社会 | 競馬 | ||||