星野ネバサレ野球2年目の結実へ


達川コーチ「金本と伊良部はやるよ」

今年は優勝や

ともに知る新戦力に太鼓判

 いよいよ球春到来だ。2月1日。この日を境にチームがひとつになる。目標は1点。12球団すべてが同じ思いでキャンプ初日を迎える。

 取材する側も同じ。日刊スポーツも臨戦態勢に突入した。すでに沖縄入りして、ほんのり日焼けしたキャップ高原、町田、井之川に、この日、実藤に益子が合流。安芸には田口が飛ぶ。さらに昨年までキャップで今年からデスクになった木崎と客員評論家の吉田義男さんも沖縄に来た。これだけの取材網を敷く要素を、今年の阪神は備えている。話題に事欠かないキャラクターが揃い、日刊トラ番軍団も、水も漏らさぬち密さで、ナマ情報をみなさんにお届けします。

 「ホー、すごい人数やね。日刊スポーツは力が入っとるのー」。久しぶりに聞くその声は、新コーチ、タッちゃんこと達川バッテリーコーチだった。達川コーチもキャンプモードに入り、この日は朝6時に起きた。「久しぶりの現場やからといって、朝の体操に遅れたらシャレにならんやろ。チームがいよいよという時、こっちも気を引き締めていかにゃ。だから朝早く起きる習慣をつけるんじゃ」。

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 そのタッちゃんを喫茶店に誘い、気になる2点を聞いてみた。まず金本について。広島監督時代に使っていただけに、金本のすべてを知っている。沖縄らしくパイナップルジュースを飲みながら「金本? なんも心配いらん。体の強さ、精神力のたくましさはワシが保証する。このキャンプを見ときんさい。とにかく練習しよる。ほっておいても練習しよる。まず間違いなく、今年もやるよ、金本は」と断言した。

 さらに2点目。それは伊良部の事。タッちゃんはダイエーのコーチ時代、ロッテの伊良部と対戦している。沖縄入りした1月29日、たまたまホテルのレストランで2人は顔を会わした。「よっ、伊良部、今年は頑張ろうぜ」と声を掛けたタッちゃんに「もちろんです。頑張りましょう」と伊良部は答えた。

 「本当に素直なヤツなんよ。ただ金本と違って、体には気を使ってやらんといかんやろね。故障さえなけりゃ、真っすぐに縦割れのカーブ、フォーク、ありゃ打てんよ。力はスゴいから」とタッちゃん節が鳴り響いた。

 まさに阪神ファンには心強い達川コーチの分析。カギを握る投打の主役は期待度満点のようである。

<写真=ミーティングに入る達川コーチ=ムーンビーチ>

【内匠宏幸 編集委員】


2003年2月1日付紙面掲載 


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