虎戦士リレートーク

大きな甲子園球場が生んだ劇的ドラマ

  嶋田コーチ(和歌山・箕島・79年出場)が語る 高校野球・夏の甲子園本大会編 

 79年の61回大会で、春夏連覇を達成した。その3回戦、星陵との延長18回の戦いはファンの間でも伝説と呼ばれている。あの試合では延長12回裏の2死から同点ソロホームランを打った。今はないラッキーゾーンに飛び込んだ。文字通り、ラッキーな当たりというしかなかったよ。

 その年は、もちろん春の優勝校として注目もされていた。でも変なプレッシャーもなくのびのびと自分たちの野球ができたことが、いい成績を残せた原因だと思う。その前年(78年)にも2年生として春・夏と甲子園を体験していた。それが大きかった。

 初めて甲子園球場に足を踏み入れたときは、大きさと綺麗さに驚いた。球場全体が大きな器のようで「お客さんがいっぱいになったらすごいだろうな」と感激した。ここで思い切りプレーしたい。そんな気にさせる球場だから、ドラマが生まれるんでしょう。



2003年8月10日付紙面掲載


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