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決勝で惜敗…投げたかった吉野(埼玉・大宮東)が語る 高校野球・思い出の地方大会編試合終了の瞬間、ボクはグラウンド横のブルペンにいたんです。3年の夏。あと1勝で甲子園でした。埼玉大会の決勝の相手は越谷西。チームにはボクと、もう1人の投手がいて2人でローテーションを組んで大会に臨んでいた。ボクはその前日の準決勝で延長10回を1人で投げぬいたので、決勝はベンチスタートだったんです。 試合は1点ビハインドのまま終盤に入りました。「延長に入ったら行くぞ」と監督に言われていたので、6回くらいからブルペンで肩を作って気持ちを高ぶらせていたんです。「早く投げたい」。そう思いながら試合が進むのを見つめていました。何とか追いついて欲しかった…。しかし、0―1のまま試合終了。ブルペンでボー然と立ちつくしましたね。涙は出ませんでした。最後、1イニングだけでも投げたかった。今でもそう思うんです。 |
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2003年7月31日付紙面掲載
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