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阪神 7―4 横浜(6月30日)
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連載目次 |
伊藤、葛西、疲れ抜ければこのとおりタラスコは打ったからって…5連敗の憂さ晴らしには、格好の逆転勝利だったろうか。9回は葛西が横浜打線を3人でピシャリと抑えきって快勝。倉敷の夜空に「六甲おろし」が響き渡った。 1回表、先発湯舟がいきなりローズに3ランを浴びる。弱り目にたたり目の立ち上がり…。ところが、その直後の1回裏に新庄のタイムリーと大豊の2ランが飛び出して同点に追い付いた。39球でKOとなった湯舟をつないだ中込が、ローズの一発による1点だけで封じて7回まで投げ抜いた好投が、阪神に流れを引き寄せた。 中西清起(日刊スポーツ評論家)「中込がゲームを引き締めましたね。先発で長年やってきた男だけに、先発が早い回で崩れた時には非常に好都合のピッチャーなんです。ロングリリーフで持ち味を出しましたね。まっスラもキレていたし、コントロールが良かった。コーナーに球を決めてました。ローズのホームランは粘られて、まっスラが少しだけ高く入った。あれは仕方ないでしょう。バランスが崩れた状態で、制球が甘いうえにストライクも入らなかった湯舟とはエライ違い。終盤のピッチャーも良かったですよ。伊藤、葛西といったところは、疲れが抜けた状態だと、相手を抑えきる力を持ってます。阪神が勝てるパターンはこれなんだ、ということを示したような試合やったですね」。 ところで、皮肉な巡り合わせだが、逆転劇のヒーローはタラスコだった。ローズの2本目の本塁打で3―4と1点リードを許していた6回。新庄、大豊の連打でつかんだチャンスに、小宮山の初球スライダーを右翼席へ3ランしたのだ。1軍に昇格予定のフランクリンに代わって、2軍降格がささやかれている男の起死回生の一発だったのか? 中西 「タラスコが上昇気配? うーん、どうやろう。タラスコの力量については、もう首脳陣は判定を下しているでしょう。つまり、今日打ったから明日も打てるバッターかどうか、という点。別にこの日の試合がテストやったわけやないですからね。阪神の現状を考えたら、外野に2人の外国人選手を置くわけにはいかない。フランクリンを一塁で使う手もあるでしょうが、2試合連発の大豊もいれば、八木もいるわけで…。となると、答えは見えているように思うけどなあ」 (構成=井関真編集委員)
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2000年7月1日付紙面掲載 | |||||||
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